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サラリーマン投資 2014/01月3週 [投資履歴]

気になったニュースとしては、

JPモルガンによる任天堂の格付けをニュートラルから、アンダーウェートにしたニュース。

その翌日、任天堂は、年末商戦が不調だったという理由から、 通期の業績を下方修正しています。

ファンダメンタルズと関係なく需給関係で上昇している銘柄として先週、任天堂について触れましたが、先週まで株価が上がっていた理由の一つは、米キャピタル・リサーチ・アンド・マネジメントが買い増ししていたためです。チャートの形もよかった。

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JPモルガンの格下げ、決算の下方修正を受けてADRの価格は、12,436円(PTS価格 12,500円) になっており、25MAを下抜けたので、JPモルガンの目標株価11,000円が、まずは下値になるとみています。売買価格帯をみてもそこのボリュームが大きいので。

そこも下抜けると、9,000円台まで戻ると思われますが...。

米キャピタル・リサーチは、昨年の3月から買い始めていて、1/7 発表時点で、12%強の大株主になっています。

任天堂は、通期の営業利益1,000億円から-350億円へ下方修正しましたが、この下方修正自体は、何ら驚くものではありません。 中間決算時点では1,000億円の営業利益の通期見通しは据え置かれましたが、

ハードウェアの性能や機能からくる訴求力、予定されているソフトラインナップをみると、目標未達になるだろうことは、容易に予想できるものだったからです。

年末商戦についても、このご時世、世界各国の週単位での売上げ情報がネットで飛び交っているので、任天堂の年末商戦が期待どおりの成果でなかったことはステークホルダーにしてみたら、周知の事実だったはずですが、

株価はそうした状況に反して堅調に推移していて、私はそれを不思議に思っていましたが、JPモルガンのレポートをみて合点がいきました。

マーケットは、任天堂が年末商戦で巻き返すであろうと考えていたのではなく、振るわない年末商戦を予測し、調査会社の年末売り上げの結果を受けて、かなりの確度で、

据え置きゲーム機市場からの撤退、もしくはハードウェア事業全般から撤退して、ソフトウェア専業へ業態を変え、スマフォ・タブレットへのソフト供給など、抜本的な経営改善がされると予測し、

業績悪化の次のアクションを織り込んできていたのが、任天堂の年明けの強い株価の動きだったのだと。

JPモルガンは、格下げ理由を、現在のビジネスモデルから転換しても大きな改善が見通せないからとしていますが、私が考えるに、

ビジネスモデル転換後も、改善が見込めないかは、現状からは判断できないです。

とはいえ、任天堂のハードウェア事業が限界に来ているのは間違いないです。その理由は、専用ゲーム機以外の勢力の台頭もあるとは思いますが、それ以上に、

競合他社のプラットフォームサービスと較べて、あらゆる面で圧倒的に遅れている、任天堂自身の問題です。提供されるサービスはもちろん、ネットワーク機能であり、セキュリティ機能であり、開発環境(マルチコンテンツの配給先となり得ないという意味)においてそれが言えます。

これらの機能は、一朝一夕でできるものではなく、時間、人材、お金が必要なので、単発のアイディアではどうにもなりません。一度立ち止まると、もう追いつけないのです。

ゲーム機なんだから、ネットなしのスタンドアローンの任天堂専用機を作ればいい、という意見もあるかもしれません。

実際、10年以上前のシェアが低い時代でも、現状と同じ売上規模で営業利益1,000億円を稼いでいたのですが、

その時代に稼げていたのは、GBA(GAME BOY ADVANCE)などの携帯機です。稼げていた理由は、PSP、VITA、スマフォ、タブレットといった携帯機の競争相手のいない、ブルーオーシャン時代だったからで、それを今に当てはめるのは短絡的な考えです。

3Qの決算発表後の経営戦略説明会で、マーケットが納得するような戦略が示されないと、

期待が一旦剥落した来週の動きに加えて、さらなる失望で株価が下がることになると思われます。もちろん、好感されれば一気にアク抜けとなるでしょうから、

1/30の説明会に注目したいと思います。

 

東京都知事選。

候補者なんじゃこりゃー...orz。猪瀬がでてればまた猪瀬が当選するよ、これだとw。

人いないのかよってぐらい酷いメンツだし。

まだ誰に投票するか決めてませんが、売国奴じゃない人で一番当選しそうな人に入れると思います。 

 

エジプト国民投票、改憲案承認へ。

よい流れになっていると思っています。大統領選が終わったあたりには、なにを期待してエジプトに投資しているか記事にしたいと思います。

 

新規購入

現物株式では、住友商事(8053)、ソディック(6143)、もしもしホットライン(4708)、三菱ケミカルホールディングス(4188) を買い付け。

投資信託では、先進国株式インデックス、インド株式、エジプト株式、ブラジル・ボンド、カナダ債券、J-REITインデックス、先進国債券インデックス、トルコリラMMF を買い付け。

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 資産自体(日本債券<個人年金保険>を除く)は、含み益および買付により、先週比 +1.04%

基本的には、横ばいです。

南アランドMMF、オーストラリア株式が低調だった一方で、ブラジル株式や天然資源エネルギーが改善したこと、J-REITが堅調だったこと、ADRが全般的に反発したことで、マイポートフォリオは上昇しました。

為替は方向感のない展開が続いています。

日経通貨インデックスをみると、インフレ率が上昇したスウェーデンクローナが上昇率1位で、7会合連続で利上げをしたブラジル・レアルが続いています。

一方で、米雇用統計の悪化からメキシコ・ペソの下落率がトップとなっています。

スウェーデンは日本同様 デフレを懸念している国で低インフレ、通貨高に悩まされていることから、インフレ率のプラスから通貨高(=追加緩和の後退)となりました。

あと、Orange と ICLN から配当が入金されていました。 Orangeは随分配当減ってますが、でるだけマシな状況w。もうすこし、株価が戻ればいいんだけど。

 

 


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