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サラリーマン投資 2013/01月2週 [投資履歴]

今週、ドル円が一時、89円45銭まで円安が進みました。これを受けて、円安は継続しないという円高を予想していたアナリストからは、言い訳というか敗戦の弁が、徐々に聞こえてきています。

すべてのアナリストをチェックしているわけではないのですが、分かりやすい例をピックアップすると、

JPモルガン・チェース銀行の佐々木融氏のロイターのコラム、「強い日本の弱い円」への道のり は、ある意味、きれいなw言い訳ではないかと思います。

自著の「弱い日本の強い円 (日経プレミアシリーズ)」をもじったタイトルですが、どうして自分の分析が誤り、円安が進行したのかを述べています。誤っていた分析自体も、必ずしも問題があった内容ではありませんでした。それでも誤っていた。

個人的には、アナリストは間違ってナンボだと思っているので、その点をとやかく言うつもりはありません。「優秀なアナリスト」の分析が誤ると言うことは、それだけ事態が急速に変わってきていることを意味していますので、環境が変わってきたシグナルの一つとも言えます。

「優秀なアナリスト」とは、客観的なデータを基に、analyze(分析して)して、正確な予測を出せる人だと思っていますので、アナリストを評価する場合に確認すべきなのは、分析結果とその将来の結果が一致していることではなく、知り得る情報からベストの予測がなされているかどうかだ、と思っています。

一方で、注意すべきアナリスト()もいます。具体的な名前wは出しませんが、以下のような人たちは注意すべきです。

一つは、何十年も、全く分析が変わらず、それでいて間違え続けているwアナリスト。ポジショントークを含め、こうした分析を持って投資を促しているとしたら、ある意味、詐欺wで、こういった人は自然淘汰されるのですが、投資しているわけではなく、単に自分の意見を声高にいうだけの場合もあります。

そして、 数十年に一度の暴落が起きて、やれ予想が当たった何だのと、ニュースになったりすることもあるので、予想が当たったかどうかをアナリストの判断材料にすると、色々と見誤ることになります。

二つ目は、 分析のフォローがない。個人的に、新聞、雑誌のアナリスト記事をほとんど信用しない理由はここにあります。ほとんどフォローされないので。自分もブログで適当なことを書いてフォローしてないことはあるのですが...www。信頼には、一定の連続性が必要だと思っています。

もう一つは、一つ目の例と系統は同じではあるのですが、自説のために、データを組み立てるアナリストです。実際、一番の問題なのは、こうした連中です。なぜなら、「優秀なアナリスト」と同じ分析結果になる場合が往々にしてあるからです。

しかし、「優秀なアナリスト」との違いが明確になる場面があります。それは、分析が誤ったときの対応です。「優秀なアナリスト」は、どこが誤っているかを分析して、分析結果を更新してきますが、自説のために論理を組み立てている、なんちゃってアナリストは、自説を擁護します。

擁護の仕方としては、

  • 言い訳をしながら、それでも自説の正当性を主張、
  • そして、行き着く先として、危機を煽りw、

ます。ロイターコラムにもいますよw。

経済、とりわけ相場は、みんなが雨が降りそうと傘を持てば、雨が降る世界で、物理現象とは異なります。本質的な正誤があるわけではないので、正しい間違いとか言っている意見には、あまり耳を傾けなくてもよいと思っています。

トレードに関して言えば、私は、ファンダメンタル分析とチャートをメインとしたテクニカル分析を組み合わせてポジションを取っているつもりですが、比重としては、3:7 でチャートやテクニカル重視ですが、どういった種類のアナリストにしろ、その処方は、間違えないようにしたいですね。

新規購入

投資信託で、日経225インデックス、新興国株式インデックス、netWIN、MENAファンド、欧州高配当株式、南アランドMMF を買い付け。

現物株式では、みずほFG(8411)、ポイント(2685)、日揮(1963)、丸紅(8002) を買い付け。

ポイント(2685)は、月次売上が予想を下回って売られたことにより、思ったより安く買えましたが、それはそれで如何なものかと...

20130111.jpg

資産自体(日本債券<個人年金保険>を除く)は、含み益および買付により、先週比 -3.58%

先進国債券とハンセン指数インデックスを、一部利益確定しました。資産の約7%程度ですが、相場が上昇していることもあり、下落幅は半分程度で済んでいます。含み損益率は、先週の+19.67%から、+21.45%と良くなりました。

この資金は主に、先進国債券インデックスから、先進国債券の投資先を絞って、カナダドル建てカナダ債券へ。ハンセン指数から、ルピー建てインド債券、に移動することになる予定です。

マイポートフォリオは、MENAファンドやP&L(プレステージ&ラグジュアリー)が約+4%上昇したことや、グローバルREITも約+3.8%、東欧ファンドが約+3.5%上昇したことがパフォーマンスを押し上げました。

国内のREIT、株式がちょっと押しましたが、あまり心配していませんし、一月後半から一旦調整するとみています。

為替は円安。あとはユーロ高。ECBの政策金利据え置きで、ユーロが急騰しました。予想自体は据え置きでしたが、全会一致だったことにより、利下げが遠のいたという市場の反応のようです。

なかなか、夜、忙しくてFXでポジション取れませんが、年度末までに、一稼ぎしたいところ。

 


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