「アイデアは考えるな。」 [レビュー系]
題名に引かれて購入しました。
「すごい」アイデアを出すのではなく、すごくないアイデアを「たくさん」出そうというのが趣旨。
そのためにどうあるべきか
また、
そうすることの効能
について書かれています。著名なビジネス書に出てくるセンテンスが雑記的ちりばめられており、かならずしも、すごくないアイデアをたくさん出すことに、直結するような論理立った構成にはなっていません。
個人的に、全面的に同意する部分は、
- 面白がり屋になること
- 出来ないのではなく、やってないからできない
ですが、
量があって質がある
は、1/3は同意しますが、それだけでは「質」にいたるには、不十分だと思います。「質」によると思いますが...
経験的に、
- どう「量」をこなすか
- それでも、「量」は「質」を担保しないことがあり、自ら道を作っていく孤独というか持続力
によって、ようやく満足いく「質」のものにたどり着く、と思っています。
最後に、
本書は、良い意味で自分本位の内容(自分がこうあればよくなり、周りが変わってくるという意味)と、著者の超絶ボジティブと相まって、なんだか読んでて元気になれますが、他人はかならずしも、何でも面白がってくれるわけではありません。他人の冷めた&ネガティブさを如何にして、良い意味での自分本位さで乗りきれるかが、本書の内容を実践する鍵だと思います。
そういう意味で、本書は、自分は斯くの如く行動しようという内容については、色々書かれていますが、他人をどう巻き込んでいくか、についての視点は乏しいです。
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