サラリーマン投資 2014/12月4週 [投資履歴]
今年も残り僅か。
国内は来週もあと2営業日あるので、今年の総括は年越し前にもう一記事書きたいと思っているので、そこでするとして、
今週は円安が進んだことで、マイポートフォリオは、新興国がインドなどを中心に軟調でしたが、全体では約+2%ほど続伸しました。
ロシアのRTS指数は8%近く上昇。先日、私が購入したMBT自体の伸びは、大したことありませんが、他のヨーロッパ株が上昇したことで、
海外個別株は、先週比約+8.5%上昇しました。
今週、マイポートフォリオの中で、注目しておくべきなのは、バイオ医薬品関連。
今週、私が購入しているバイオ医薬品ファンドは、約-3.5%下落しました。原因は、
米国最大の薬剤給付管理会社(PBM、PharmaceuticalBenefit
Manager)であるエクスプレス・スクリプト・ホールディング(ESPX)が、同社の処方薬リストからギリアド・サイエンシズ(GILD)のC型肝炎治療薬を外して保険対象外とした一方、安価なアッヴィ(ABBV)の新しいC型肝炎治療薬ヴィキラ・パックをリストに加えたこと
をきっかけとしています。ギリアドの株価は、この発表後2日で、約-17.5%下落しました。ファンドの下落は、ギリアドをポートフォリオとして保有していたからではなく、この発表の肝は、
ギリアドの処方薬ソヴァルディの改良版ハーボニは、一錠10万円程度するそうで、それを継続的に処方すると膨大な費用がかかるわけですが、基本的には保険加入者であれば保険会社などがその費用の多くを負担してくれます。アッヴィのヴィキラ・パックは、ハーボニより一割強安い価格です。
保険会社などの支払い業者も費用負担増加を望まないため、今回のPBMの一存で、処方薬の保険適用の有無が決定さうることによる、バイオ医薬品業界全体への不透明感が浮き彫りになったことで、バイオ医薬品全体が売られているということです。
MarketHackでも書かれていますが、
1) 患者が最高の治療を受ける権利
2) 自由価格設定によるR&Dのインセンティブ
3 )社会全体としての医療コストをどう抑制する?
4) PBMの存在意義
などの問題を投げかけています。
購入しているファンドの臨時レポートは、もしかしたら少し調整するかもと弱気ですがw、基本的に買い付けを継続するつもりです。
新規購入
現物株式では、ケル(6919)、クラレ(3405) を買い付け。
投資信託では、アメリカ株式 を買い付け。
ケルを新規買い付け。まあ、割安ということで。
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