サラリーマン投資 2013/08月3週、4週 [投資履歴]
先週末に、ヨーロッパ出張から帰国して、今週は久しぶりに日本にいた感じでしたが、週明けから、2週間程度アメリカに出張です...orz
ということで、来週もまたマーケットチェックはあまりできなさそう...、とはいえ、状況は変化してなさそうなので、引き続き、新興国に資金を多めに振り分けています。
とりわけ、インド、ブラジルに。
特別レポート|新興国通貨: ブラジル、インド、インドネシアの通貨急落に歯止めはかかったのか(13年08月29日) より
新興国はどこも軟調なのですが、インド、ブラジル、インドネシアが悪い意味で注目されているようです。
これらの国が下げているのは、簡単にまとめると、
- 経常収支が赤字で、その赤字がGDP比で3 - 4% に達していること
- 過去5年間の経常収支が悪化していること
- 通貨下落、インフレ率上昇を抑えるための、政策金利引き上げのため、景気の悪化が懸念されていること
となります。
インドについては、最近投資しはじめたこともあり、マンスリーな記事では、ちょくちょく取り上げていましたが、ブラジルについては割と放置していたので、時間がないながらも、ちょっと、みてみました。
ブラジル経済は、下の図でもわかるように、リーマンショックのリバウンドから国内への投資の減少、個人消費の低迷からGDPの成長率が伸び悩んでします。
ニッセイ基礎研究所 【ブラジルGDP】高インフレ退治という難問に直面 より
投資や個人消費が低迷している原因は、政府の金融政策により、海外からの投資への課税や個人向けの貸し出しへの課税など、内需抑制策が原因と言われています。
加えて、ギリシア問題に端を発した世界経済の懸念、中国の景気低迷による資源輸出の低迷、アメリカのQE3終了に伴う資金流出などで、成長鈍化が、今後も継続するという見方から、ブラジルのマーケットは低迷が続いています。
インフレ率は、資源価格などは下落傾向にあるものの、国内の失業率が改善していることもあり、人件費やサービス価格が高止まりしていること、通貨安に伴う輸入物価の上昇懸念から、 物価上昇圧力が強まっているという見方がされています。(物価高と景気低迷のスタグフレーションが懸念されています)
ブラジル中央銀行は、通貨防衛的な側面から、加えて8月の消費者信頼感指数が回復したことを受けて、今週、政策金利を利上げしています。
ウィークリーレポート(ブラジル市場) 2013年8月27日号 より
グラフでは、政策金利8.5%ですが、今週、ブラジル中央銀行は、政策金利を8.5%から、9.0%に利上げしてます。
今後、オリンピックやW杯が開催されるのに、ブラジルのマーケットは何でこんなに駄目なんだろうと思っている人もいると思いますが、中国の低迷による輸出の低迷などもありますが、それ以上に、ブラジル政府の経済運営に問題があるように思えます。
ですので、ブラジル投資に興味がある人は、ブラジル政府の政策に注目しておくと、相場のターニングポイントを見つけられるかもしれませんw。 私自身は、逆張りなので低迷しているときに買っていきますが...
新規購入
投資信託では、天然資源エネルギー、ブラジル株式、アメリカ株式、オーストラリア株式、新興国債券インデックス、インド債券、欧州新成長国を買い付け。
現物株式では、みずほFG(8411)、丸紅(8002) を買い付け。
2週間分の買い付け。 アメリカ株式を新規買い付け。
ホールド持続
FX EUR/USD 1.3000(10) SHORT
資産自体(日本債券<個人年金保険>を除く)は、含み益および買付により、2週前と比較すると、-1.52%。
軟調。
余り動きがなく、コツコツと買っていくだけなのですが、アメリカの個別株、日本株の個別株を少し買い増ししたいと思っています。
日本株は、輸出関連銘柄と国内のインフラ投資の恩恵を受けるところ、中小型のネット関連ですが、なかなか選別が難しいです。
アメリカの個別銘柄は、グーグルとかアマゾンとかこれまでに上昇しているところよりも、インカムの期待できる銘柄を投資対象と考えています。ダウ・ケミカル、ロッキード・マーチンとかが最初の候補ですが、まだ下がってくる可能性もあるので、様子を見ながらです。
コメント 0