サラリーマン投資　 2011/5月第2、3週：Small Hours Diary：SSブログ

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投資信託　組入上位銘柄(2011/04/..｜サラリーマン投資　 2011/5月第4週.. ブログトップ

サラリーマン投資　 2011/5月第2、3週　[投資履歴] [編集]

久しぶりに、個別株について書いてみた。

銘柄はソニーと東芝。

ソニーは、PSNハック問題と震災のサプライチェーン問題から、東日本大震災発生時と同じ水準の2200円台の株価に低迷。

日経ヴェリタスではマーケットからパッシングされていると書かれていましたが、出来高、売買代金ともに大きく落ち込んでいないので、言われるほどパッシングされているとは思いません。ただし、PSNハック問題が、どの程度影響を及ぼすか判断できないので、手掛けにくいのは間違いないところですが、

少なくとも業績面では、未だにネットワーク事業が会社自体を大きく牽引しているわけでもなく、株価に期待値が織り込まれていたわけでもないので、眼に見えるものからこれ以上下げる材料はありません。

現状、問題が起きた以後のゲーム販売には、国内外ともにそれほど影響がなかったようですが、GWなどの大型連休でサービスがまるまる使用できないなどネットワーク配信の売上の影響はあったはずで、著しい信頼失墜が起きていれば、これから徐々に影響がでてくるはずなので様子を見みないと、なんとも言えません。ソニーは、短期間のうちに、信頼回復のためにサービス面でさらなる努力をする必要があります。

決算発表は、地震の影響から今期予想の算出に時間がかかるため、5/26と例年より遅い時期。前期決算はおそらく予想より良い数字がでてくると見ています。

エコポイントの影響からか、会社の通期予想は、3Qの営業利益が2,700億円でありながら、通期見通しは変えず、2,000億円に据え置いていましたが、おそらくパナソニックと同程度で、3,000億円プラスマイナス300億円のあたりになっているのではないかと思います。

問題は今期予想ですが、これが悪いと嫌気される可能性もありますが、無難な数字が出てくれば、アク抜けをすると見ています。

東芝は、すでに決算発表を済ませ、通期で強気予想を出し、次の日は株価が上昇、現在は430円台の水準です。一方で、スイスのランディス・ギアというスマートグリッド関連企業の株式取得を発表するなど、インフラ投資に引き続き積極的です。

個人的に気になったのが、決算から原子力政策について長期的に影響がないという見解。短期的ならともかく、長期的に影響がないとは、かなり楽観的だなと思いました。

また、東芝は財務的に決して余裕がある状況ではありません。リーマンショック直後は、もっとひどかったので、増資や構造改革をして改善していますが、それでも、株主資本は、16%チョイしかありません。

インフラ投資は正しい方向だと思いますし、ランディス・ギアの株式取得によってすぐにどうこうという話しではないと思いますが、不透明感の強い今年度で資金的にショートしてくると、また増資などという話が出てくると思われ、昨今の状況から考えると、株主の視点からすると、手放しに評価できる状況ではないと思います。

理論株価では、470円あたりとなっていますので、株価的には若干割安ですが、今期予想はちょっと強気すぎるとみているので、現状ではフェアバリューという認識です。

ただし、比較されやすい日立と比べると、日立は今期予想を出していないので、ロイターコンセンサスを利用して理論株価を計算したところ420円あたり、現在の株価は465円なので、

銘柄としての割安感は東芝のほうがあると思っています。

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